ブーランジェリーとベーカリーの違いって何?

ブール グルメ

最近は日本にも美味しいパン屋さんが増えてきたように思います。そのようなパン屋さんにBoulangerie(ブーランジェリー)と名前がついていることも珍しくありません。Boulangerie(ブーランジェリー)とBakery(ベーカリー)に違いがあるのか気になったので、調べてみてまとめました。

BoulangerieとBakeryに違いはあるの?

BoulangerieとBakeryの語源は?

Boulangerieはフランス語、Bakeryは英語です。なるほど、フランスパンの店がBoulangerieなのかと思いましたが、違いはそれだけではありませんでした。

Bakeryの語源は、’Bake(パンを焼く)’に場所を表す’-ry’とを組み合わせて、パンを焼く場所という意味で’Bakery’となっています。

Boulangerieは、’Boulange(パンを焼く人)’に場所を表す’-rie’を組み合わせて、’Boulangerie’となっています。’Boulanger’は、’Boule(ブール)’を作る人という意味で、ブールという丸型のパンが語源になっているようです。一方で、’Boule(地球)’という意味もあり、’Boulanger’には「地球を作る人=神の仕事をする人」の意味が込められています。フランスでは、パンやパン職人がそのくらい大事にされているということを表しています。

ブール

ブール

フランスでは、Boulangerieを名乗れないパン屋がある

フランスでは、1998年にBoulangerieに関する法律が施行され、パンを売るだけのお店は、Boulangerieを名乗ってはいけないことになりました。

具体的には、「職人自らが小麦を選び、生地をこねて、発酵させ、焼いたパンをその場で販売するお店」だけがBoulangerieを名乗れるということになったのです。

これにより、工場で大量生産されたパンや冷凍生地を焼いただけのパンを売る店が、パン職人のいるBoulangerieと区別されるようになります。結果として、「職人が焼く本物のパン屋」がBoulangerieとして認知され人気を集めることで、パンの高い品質が保たれています。

まとめ

BakeryとBoulangerie、どちらもパン屋の意味ですが、やや意味合いが異なっています。Boulangerieには、「職人自らが小麦を選び、生地をこねて、発酵させ、焼いたパンをその場で販売するお店」という意味が込められています。

日本には、Boulangerieに関する法律はありませんから、Boulangerieを名乗るのは自由です。しかしながら今のところ、Boulangerieを名乗るお店で、店内でパンを焼き上げないお店を私は知りません。パン職人としての修業をする際に、フランスの事情を学んだ上で、Boulangerieを名乗るお店が多いのではないでしょうか。

現状では、Boulangerieを名乗るお店は、こだわりの強いパン屋である可能性が高いと言えそうです。

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