『億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術』

株式

この本は・・・
ウォーレンバフェット氏の投資手法を知りたい投資初心者向け

何と無く手に取った一冊、過去に読んでよかった本などについて、不定期で読書メモを書き溜めていきたいと思います。はじめの一冊はこちら↓

『億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術
メアリー バフェット、デビッド クラーク著、日本経済新聞出版社

いわずと知れた世界一の投資家、ウォーレンバフェット氏の投資手法を具体的に説明した一冊です。

この本で説明されているバフェット氏の手法とは、優良企業の長期的な投資価値に注目し、短期的な悪材料で優良企業の株価が割安になったタイミングで投資を行い、長期保有による複利効果で利益を得る手法です。

バフェット氏は上場企業を2つに分類します。「消費者独占型の一部の優良企業」と「その他のコモディティ型の企業」です。

優良企業は高いROE(自己資本利益率)を長期間安定して実現します。さらに、得られた利益の一部を企業が内部留保として再投資することで、EPS(一株あたり利益)は増加していきます。この複利効果により、投資家は高い利益を得ることができるというものです。

企業のブランド価値と過去10年間のROEの推移から優良企業を判別する手法。今後10年間で得られる利益(EPS推移)を推測し、10年後の予想株価から予想利回りを導出する手法。株式の予想利回りを米国債利回りと比較して優位性を確認(株式の割安度を判断)する一連の手法が例を挙げて具体的に説明されています。

練習問題も掲載されており、非常にわかりやすく具体的に解説された一冊です。投資初心者から経験者まで幅広い層にとって価値ある良書だと思います。

バフェット氏の投資法を実践する際には、①消費者独占型の優良企業を選択する、②買いのタイミングを図る(押し目を待つ)、③短期的な株価変動に影響されずに保有し続ける の3つのハードルがあると考えられます。

テクノロジーの発展が著しく、事業環境の変化が速い現代において、長期的な将来予測が非常に難しいこと。過去10年間安定した業績を有しており、今後も成長が期待できる優良企業が非常に少ないこと。そのような優良企業を絞り込めたとしても、おそらく現時点での株価は割高な状況にあるということが難点です。

そもそも日本企業においては、米国企業に比べてROEが低めです。米国株のような外国株に投資しても良いのですが、身近なものが少なくブランド価値の判別が難しいといった課題があります。

さて、日本株での過去10年のROEを比較しようと思って検索してみましたが・・・、意外とでてこない。以前はMSNマネーのサイトで掲載されていたようですが、今はサービス終了しているようです。

ということで、意外と需要があるかもしれないのでTOPIXコア30の銘柄について、過去10年間のROEについて次回まとめてみます。

→ TOPIXコア30銘柄の過去10年のROEおよびEPSの推移

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